足の甲の痛み❹「リスフラン関節症」の原因
外反母趾.浮き指.扁平足などの足の変形が原因だと考えられます。
リスフラン関節は足の骨と骨が連結する関節。
この関節が何らかの原因で歪み、痛みが生じている状態がリスフラン関節症と言います。
リスフラン関節症の原因には以下の2つ考えられます。
足ゆびや足裏の機能低下
歩行障害
1つずつ解説していきます。
❶足ゆび足裏の機能低下
外反母趾.扁平足.浮き指などの足の変形があると足裏の3つの土踏まず(アーチ)が機能しなくなります。アーチの役目であるクッション性がなくなる事で、体重を逃がすことが出来なくなり、骨や関節に負担がかかり痛みになります。
➋歩行障害
外反母趾.扁平足.浮き指などの足の変形があると歩行時に足の親指に体重がうまく乗せられない状態になると、第2趾.第3趾のリスフラン関節に負担がかかりやすくなる。
リスフラン関節症の症状
初期症状
痛みが出ていない時の症状としては、パンプスを脱いだ時に足の甲に跡が残るような甲が高い人も関節に負担がかかっていますので注意が必要です。
中期症状
「足の甲が腫れて、体重をかけると足の甲が痛い」
後期症状
激痛で歩行困難になる
当院の特別施術方法
リスフラン関節症になりやすい方は、歩行の仕方が3点歩行ではなく、2点歩行の方が多いのです。
正常な足の方は、
❶かかと、➋足趾の付け根、➌指先の3点で体を支えながらの歩行になります。
リスフラン関節症など足の異常があると、指先が使えず、
❶かかと、➋足趾の付け根の2点で体を支える歩行になります。
それによりリスフラン関節に負担がかかり、痛みに変化します。
急性期では、リスフラン関節に負担がかからないように関節の矯正や包帯やテーピングを使っての施術になります。
テーピングで足を補正することで、得られる効果とは…
❶過剰な足への衝撃を抑制できる
外反母趾がありリスフラン関節症になると、偏平足や開帳足と言って足の裏の3つのアーチが低下してしまいます。テーピングでの足の補正をすることで、3つのアーチを作ることで足裏本来の機能である、クッション性とバランス力が戻り足に負担がかからなくなります。
❷過剰な足の捻じれを抑制できます
外反母趾で親指が外側に変形してしまうと、歩行時に足が外側に捻じれてしまいます。テーピングで親指と小指(第五中足基底部)押圧することで指が開き捻じれ歩行を抑制できます。